ゆとり世代夫婦が目指すゆとりのある生活

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家計管理・投資・家事のコツ紹介

【共働き夫婦には必須】家計簿アプリの選び方、3つの主要アプリで比較してみた!

こんにちは、ジブです。

 

 結婚してこれから共働き夫婦としてやっていこうと思っているけど、お金の管理はどうすればいいの?そもそも一人暮らしをしたこともないし、お金のこと全然わからない...

 家計簿をつけたほうが良いって聞いたことがあるけど面倒くさくて続かなそう、どんな家計簿を作ったらいいかわからない...

 

 20代共働き夫婦でこんな悩みをお持ちの方はたくさんいるのではないでしょうか。日本ではお金の話をリアルの友人とする機会は少なく、そのため周りの人がどんな家計状況かを知ることができません。それにより一層分からなくなってしまう方もいるかと思います。

 

 今回は、共働き夫婦の家計管理の重要性を改めて確認しつつ、共働き夫婦が家計簿アプリを使うべき理由と結局どの家計簿アプリがいいのか徹底解説していきます。

数多くある家計簿アプリから独断と偏見で3つに厳選し比較しました。ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

 

 

1 そもそもどんな家計管理をしたらいいの?

 

1−1 家計管理は家計簿アプリで「見える化」しよう!

 

 夫婦の家計管理で最も問題となるのが「支出の不透明さ」です。つまり、お互いが何にお金を使っているのかわからない、勝手に使い込んでいないかと疑心暗鬼になってしまう状態のことを指します。

 

 家計管理がボロボロだと最悪離婚に発展します。これは統計上も明らかになっています。令和2年度の司法統計 によると、婚姻関係事件(離婚調停)の申し立て理由のランキングは、男女別に次のとおりです。

 

(1)女性(妻)の離婚理由

1位 性格が合わない
2位 生活費を渡さない
3位 精神的に虐待する
4位 暴力を振るう
5位 異性関係
6位 その他
7位 浪費する
8位 家族を捨てて省みない
9位 性的不調和(性の不一致)
10位 家族親族と折り合いが悪い

 

(2)男性(夫)の離婚理由
1位 性格が合わない
2位 その他
3位 精神的に虐待する
4位 異性関係
5位 家族親族と折り合いが悪い
6位 浪費する
7位 性的不調和(性の不一致)
8位 暴力を振るう
9位 同居に応じない
10位 家庭を捨てて省みない

 

[参考:家事 令和2年度 19 婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別 全家庭裁判所|司法統計]

 

 男女ともに「浪費する」が離婚理由にランクインしています。女性側に至っては第2位に金銭トラブルをあげており、しかも近年増加傾向にあるそうです。

 

 夫婦の浪費を防ぐためには家計管理の「見える化」が重要です!つまり夫婦のお金の流れを可視化するということです。

 お金の流れの可視化には家計簿をつけることがまず大前提!しかし面倒くさくてなかなか続かないという声が多く聞こえます。

 

 そこで「家計簿アプリ」の登場です!

家計簿アプリとは、家計簿をスマートフォンから簡単に管理入力できるツールのことです。様々な金融機関と連携し銀行の入出金履歴やクレジットカードの利用履歴を自動で記録したり、レシートをスマホで撮影することで、購入した商品を自動で入力する機能を持っているものもあります。

 

 次の章から共働き夫婦に最適な家計簿アプリ条件を検証していきます。

なお、家計簿アプリを最大限に活用するためには「キャッシュレス決済の徹底」と「夫婦共通口座の作成」をオススメしております。

過去の記事で共働き夫婦の家計管理術について詳しく説明しておりますので、この記事と合わせてチェックしてください!

sabumi-hukugyo.hatenablog.com

 

 

2 家計簿アプリに求める条件とは

 

 この章では家計簿アプリに求める条件について説明していきます。家計簿アプリの機能はたくさんありますが、その中でも「特に重要な条件」と「あったら嬉しい条件」を紹介します。

 

2−1 家計簿アプリに求める重要な条件(必須条件)

 

・無料で簡単に使えること

・クレジットカードや金融機関の連携機能があり、種類が豊富

・共有機能がある(2台以上のスマホ・PCで閲覧・編集ができる)

・サービスの持続可能性、将来性がある

 

 

(1)無料で簡単に使えること

 上記の条件の中で、特に「無料で簡単に使えること」は最重要です!

無料でも工夫次第で充分活用できます。「家計の見える化」が最大目標であるとはいえ、無駄な出費を抑えるために家計管理をするのですから、そのためだけにお金をかけるのは本末転倒です。

 

(2)クレジットカードや金融機関の連携機能があり、種類が豊富

 また連携機能も重要です。クレジットカードや銀行口座引落を自動で家計簿につけてくれるので、支払いの度に記帳するという面倒な作業から解放されます。

どんなに素敵な家計簿をつけたとしても続けなければ意味がありません。継続をサポートしてくれる連携機能はまさに必須の条件と言えます。

 

(3)共有機能がある(2台以上のスマホ・PCで閲覧・編集ができる)

 共有機能の有無も大切です。家計簿の最大目的である「見える化」を達成するためには、夫婦ともに好きな時に家計簿を閲覧・編集できる状況にある必要があります。ID・Passを共有することでお互いのスマートフォンで確認できるアプリであればOKです!

 

(4)サービスの持続可能性、将来性がある

 最後の必須条件は「サービスの持続可能性、将来性がある」です。これは要するに家計簿アプリのサービスが終了しないこと、長期的な運用ができるかどうかということです。

 家計簿は一生をかけて付き合っていくものですから、途中でそのアプリの人気がなくなりサービスが終了してしまうなんて事態は避けるべきです。

アプリのダウンロード数・利用者数が多い大手の家計簿アプリを選ぶことをオススメします!また、アプリの人気度は今後の機能改善と相関関係にあるとも言えます。人気がなくなれば運営会社の収益率が下がり、機能が改悪されてしまう可能性があるからです。できればアプリの将来性まで考慮できればいいですね!

 

 

2−2 家計簿アプリであったら嬉しい機能

 

・クレジットカードや金融機関の連携登録可能数が多い

・過去の記録のデータ閲覧可能期間が長い、また無料で見ることができる

・カスタマイズできるか(支出・収入カテゴリー、ホーム画面の編集など)

・振込や引落情報を好きなタイミングで手動更新できる

・過去の記録を別の媒体にバックアップできるか(ExcelCSV等)

・レシート撮影で記録ができる(キャッシュレス派は不要、現金派に必要)

 

 

 必須条件の他には、上記の条件があったらより使いやすくなります。

 

(1)決め手は「連携登録可能数」と「データ閲覧可能期間」

 上記の中で重要なのは「連携登録可能数」と「データ閲覧可能期間」の2つです。

正直な話、後ほど比較検討する3つの家計簿アプリは必須条件の全てをクリアしています。ただし、上記の2つは主要アプリごとに性質が大きく異なります。したがって、家計簿アプリを選ぶ上では、「連携登録可能数」と「データ閲覧可能期間」がどれだけ妥協できるかどうかにかかっています。

 

 では、次の章では結局どのアプリがいいのかについて具体的に3つのアプリを比較しながら説明していきたいと思います。

 

 

 

3 結局どの家計簿アプリがいいの?

 

 この章では前章までに説明してきた条件を踏まえ、私が選んだ3つの家計簿アプリについて比較検討していこうと思います!

 

 

3−1 家計簿アプリはこの3つの中から選ぼう!

 

 私がオススメする家計簿アプリは以下の3つです。

 

 ・マネーフォワード ME

 ・Moneytree

 ・Zaim

 

 

3−2 3つの家計簿アプリのメリット・デメリット

 

(1)マネーフォワード ME

メリット

 ・利用者数が2021年1月に1,150万人を突破した大人気アプリ

 ・外部連携機能が優秀で提携企業が2,500以上

 ・外部連携機能は証券口座やFX、ソーシャルレンディングにも対応しており、本格的

  な資産運用管理アプリとしての側面も兼ね備えている

 ・無料版でも支出収入カテゴリーの編集可能、自分好みの家計簿が作成できる

 ・無料版でも手動で金融機関の振込、引落情報などを更新可能

 

デメリット

 ・無料版だと外部連携は最大10件までの制約あり

 ・無料版だとデータ閲覧可能期間が1年間のみ

 ・無料版だとExcelcsv形式でダウンロードできない

 ・資産管理等単なる家計簿以上のことができる一方、人によってはオーバースペック

 

 

(2)Moneytree

メリット

 ・2,400件以上の銀行、クレジットカード、電子マネー、ポイント等と連携している

 ・無料版でも連携数、データ閲覧可能期間が無制限

 ・無料版でも支出収入カテゴリーの編集可能(既存のカテゴリ編集は不可)

 ・無料版でも広告が表示されない

 ・業界最高レベルの高いセキュリティ

 ・人工知能(AI)による支出項目の自動仕訳の精度が高い

 

デメリット

 ・レシート読み取り機能がないので、現金を多用する場合不便

 ・現金の振替機能なし(現金の振替機能とは、銀行からお金を引き出した際に財布に

  移動した現金を、自動的に記録してくれる機能のこと)

 ・無料版だとExcelcsv形式でダウンロードできない

 ・予算管理や分析機能が無いため、家計管理のしやすさという点では弱い

 ・連携機能の自由度が低い(※個人的に致命的な欠点だったため後述します)

 

 

(3)Zaim

メリット

 ・900万ダウンロードを超える人気家計簿アプリ

 ・約1,500件の銀行・クレジットカード・電子マネーを自動取得・分類できる

 ・画面がわかりやすく、操作性も簡単で扱いやすい

 ・無料版でも口座連携数、データ閲覧可能期間が無制限

 ・レシート自動読み込み機能が高性能

 ・「よく使う機能」でテンプレートの保存可能、定期的な支払いもすぐに入力可能

 ・残高画面で総資産額が一目でわかる、また株式の銘柄毎の損益表示もチェック可能

 ・無料版でもCSV出力可能(PC版のみ)

 ・メール問い合わせの対応が丁寧&早い

 

デメリット

 ・無料版だと支払い、引落情報を即日更新できない

 ・無料版だと収入支出カテゴリーの編集ができず、オリジナル家計簿を作成できない

 ・無料版だと収入支出履歴の一括編集はできない

 ・資産別に分けられたグラフは表示されないため資産管理アプリとしては不向き(合

  計資産額と各口座の資産額は残高画面で一目でわかる)

 

 

 

3−3 我が家が選んだのは「Zaim」

 

 正直上記であげた3つの家計簿アプリであればどれを使っても問題ないと思います。

しかし、我が家は色々と検討した結果「Zaim」を使用していくことに決めました!その理由は下記の通りです。

 

 ・無料版でも口座連携数、データ閲覧可能期間が無制限

 ・画面がわかりやすく、操作性も簡単で扱いやすい

 ・個々のクレジットカードごとに自動連携を反映するか否か選択できる

 

 我が家ではまず「無料版でも口座連携数、データ閲覧可能期間が無制限」であることを第一優先事項と考えました。なぜなら、長期間の使用を前提にするならば口座数やクレジットカードの枚数は自然と増えていくので、マネーフォワード の10件ではいづれ足りなくなるのは明白だからです。また過去のデータを遡って家計管理をしたいと考えていたので、データ閲覧可能期間は無制限を希望していました。

 

 この時点で「Moneytree」 or 「Zaim」の選択になったのですが、決め手となったのが「個々のクレジットカードごとに自動連携を反映するか否か選択できる」でした!

 我が家は夫の2枚目の楽天カードを家計管理用クレカとして使用しています(1枚目は夫個人用クレカ)。家計簿アプリと楽天カードを連携する際には楽天アカウントを紐付けることになるのですが、Moneytreeでは個人用クレカの引落情報も家計簿アプリに反映されてしまいます。

 その点Zaimは個人用クレカの引落情報自体は家計簿アプリに取り込まれてしまいますが、個人用クレカの情報は反映しないという個別設定が可能であるため、この問題は解消できます。

 

 なおZaimの場合無料版では支出収入カテゴリーの編集ができません。なのでオリジナル家計簿を作ることができないのが人によっては致命的な欠点になるかもしれません。しかし主要なカテゴリは既存のもので用意されているので、我が家は特に困ることはありませんでした。最初からZaimのカテゴリーに合わせて家計予算を作成するなど工夫をすれば解決できます。

 

まとめ

 

以上3点の家計簿アプリをオススメしたい人を簡潔にまとめると下記の通りです。

 

 

 ・マネーフォワード ME

  単なる家計簿だけではなく資産管理アプリとしても活用したい方(お金を払っても

  いい人ならば最有力候補になり得る高機能家計簿アプリ)

 

 ・Moneytree

  無料でカテゴリー編集・口座連携数・データ閲覧可能期間無制限を手に入れたい方

  (無料版では予算管理や分かりやすいグラフ分析機能はない点に注意)

 

 ・Zaim

  無料で口座連携数・データ閲覧可能期間無制限を手に入れ、かつ、シンプルな家計

  簿で予算管理・グラフ分析機能まで欲しい方

 

 

 次回以降は我が家のZaimの実践例やZaimのダウンロード方法・始め方などについて詳しく記事を書いていくかもしれません。また次回をお楽しみに!