ゆとり世代夫婦が目指すゆとりのある生活

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家計管理・投資・家事のコツ紹介

【共働き夫婦には必須】家計簿アプリの選び方、3つの主要アプリで比較してみた!

こんにちは、ジブです。

 

 結婚してこれから共働き夫婦としてやっていこうと思っているけど、お金の管理はどうすればいいの?そもそも一人暮らしをしたこともないし、お金のこと全然わからない...

 家計簿をつけたほうが良いって聞いたことがあるけど面倒くさくて続かなそう、どんな家計簿を作ったらいいかわからない...

 

 20代共働き夫婦でこんな悩みをお持ちの方はたくさんいるのではないでしょうか。日本ではお金の話をリアルの友人とする機会は少なく、そのため周りの人がどんな家計状況かを知ることができません。それにより一層分からなくなってしまう方もいるかと思います。

 

 今回は、共働き夫婦の家計管理の重要性を改めて確認しつつ、共働き夫婦が家計簿アプリを使うべき理由と結局どの家計簿アプリがいいのか徹底解説していきます。

数多くある家計簿アプリから独断と偏見で3つに厳選し比較しました。ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

 

 

1 そもそもどんな家計管理をしたらいいの?

 

1−1 家計管理は家計簿アプリで「見える化」しよう!

 

 夫婦の家計管理で最も問題となるのが「支出の不透明さ」です。つまり、お互いが何にお金を使っているのかわからない、勝手に使い込んでいないかと疑心暗鬼になってしまう状態のことを指します。

 

 家計管理がボロボロだと最悪離婚に発展します。これは統計上も明らかになっています。令和2年度の司法統計 によると、婚姻関係事件(離婚調停)の申し立て理由のランキングは、男女別に次のとおりです。

 

(1)女性(妻)の離婚理由

1位 性格が合わない
2位 生活費を渡さない
3位 精神的に虐待する
4位 暴力を振るう
5位 異性関係
6位 その他
7位 浪費する
8位 家族を捨てて省みない
9位 性的不調和(性の不一致)
10位 家族親族と折り合いが悪い

 

(2)男性(夫)の離婚理由
1位 性格が合わない
2位 その他
3位 精神的に虐待する
4位 異性関係
5位 家族親族と折り合いが悪い
6位 浪費する
7位 性的不調和(性の不一致)
8位 暴力を振るう
9位 同居に応じない
10位 家庭を捨てて省みない

 

[参考:家事 令和2年度 19 婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別 全家庭裁判所|司法統計]

 

 男女ともに「浪費する」が離婚理由にランクインしています。女性側に至っては第2位に金銭トラブルをあげており、しかも近年増加傾向にあるそうです。

 

 夫婦の浪費を防ぐためには家計管理の「見える化」が重要です!つまり夫婦のお金の流れを可視化するということです。

 お金の流れの可視化には家計簿をつけることがまず大前提!しかし面倒くさくてなかなか続かないという声が多く聞こえます。

 

 そこで「家計簿アプリ」の登場です!

家計簿アプリとは、家計簿をスマートフォンから簡単に管理入力できるツールのことです。様々な金融機関と連携し銀行の入出金履歴やクレジットカードの利用履歴を自動で記録したり、レシートをスマホで撮影することで、購入した商品を自動で入力する機能を持っているものもあります。

 

 次の章から共働き夫婦に最適な家計簿アプリ条件を検証していきます。

なお、家計簿アプリを最大限に活用するためには「キャッシュレス決済の徹底」と「夫婦共通口座の作成」をオススメしております。

過去の記事で共働き夫婦の家計管理術について詳しく説明しておりますので、この記事と合わせてチェックしてください!

sabumi-hukugyo.hatenablog.com

 

 

2 家計簿アプリに求める条件とは

 

 この章では家計簿アプリに求める条件について説明していきます。家計簿アプリの機能はたくさんありますが、その中でも「特に重要な条件」と「あったら嬉しい条件」を紹介します。

 

2−1 家計簿アプリに求める重要な条件(必須条件)

 

・無料で簡単に使えること

・クレジットカードや金融機関の連携機能があり、種類が豊富

・共有機能がある(2台以上のスマホ・PCで閲覧・編集ができる)

・サービスの持続可能性、将来性がある

 

 

(1)無料で簡単に使えること

 上記の条件の中で、特に「無料で簡単に使えること」は最重要です!

無料でも工夫次第で充分活用できます。「家計の見える化」が最大目標であるとはいえ、無駄な出費を抑えるために家計管理をするのですから、そのためだけにお金をかけるのは本末転倒です。

 

(2)クレジットカードや金融機関の連携機能があり、種類が豊富

 また連携機能も重要です。クレジットカードや銀行口座引落を自動で家計簿につけてくれるので、支払いの度に記帳するという面倒な作業から解放されます。

どんなに素敵な家計簿をつけたとしても続けなければ意味がありません。継続をサポートしてくれる連携機能はまさに必須の条件と言えます。

 

(3)共有機能がある(2台以上のスマホ・PCで閲覧・編集ができる)

 共有機能の有無も大切です。家計簿の最大目的である「見える化」を達成するためには、夫婦ともに好きな時に家計簿を閲覧・編集できる状況にある必要があります。ID・Passを共有することでお互いのスマートフォンで確認できるアプリであればOKです!

 

(4)サービスの持続可能性、将来性がある

 最後の必須条件は「サービスの持続可能性、将来性がある」です。これは要するに家計簿アプリのサービスが終了しないこと、長期的な運用ができるかどうかということです。

 家計簿は一生をかけて付き合っていくものですから、途中でそのアプリの人気がなくなりサービスが終了してしまうなんて事態は避けるべきです。

アプリのダウンロード数・利用者数が多い大手の家計簿アプリを選ぶことをオススメします!また、アプリの人気度は今後の機能改善と相関関係にあるとも言えます。人気がなくなれば運営会社の収益率が下がり、機能が改悪されてしまう可能性があるからです。できればアプリの将来性まで考慮できればいいですね!

 

 

2−2 家計簿アプリであったら嬉しい機能

 

・クレジットカードや金融機関の連携登録可能数が多い

・過去の記録のデータ閲覧可能期間が長い、また無料で見ることができる

・カスタマイズできるか(支出・収入カテゴリー、ホーム画面の編集など)

・振込や引落情報を好きなタイミングで手動更新できる

・過去の記録を別の媒体にバックアップできるか(ExcelCSV等)

・レシート撮影で記録ができる(キャッシュレス派は不要、現金派に必要)

 

 

 必須条件の他には、上記の条件があったらより使いやすくなります。

 

(1)決め手は「連携登録可能数」と「データ閲覧可能期間」

 上記の中で重要なのは「連携登録可能数」と「データ閲覧可能期間」の2つです。

正直な話、後ほど比較検討する3つの家計簿アプリは必須条件の全てをクリアしています。ただし、上記の2つは主要アプリごとに性質が大きく異なります。したがって、家計簿アプリを選ぶ上では、「連携登録可能数」と「データ閲覧可能期間」がどれだけ妥協できるかどうかにかかっています。

 

 では、次の章では結局どのアプリがいいのかについて具体的に3つのアプリを比較しながら説明していきたいと思います。

 

 

 

3 結局どの家計簿アプリがいいの?

 

 この章では前章までに説明してきた条件を踏まえ、私が選んだ3つの家計簿アプリについて比較検討していこうと思います!

 

 

3−1 家計簿アプリはこの3つの中から選ぼう!

 

 私がオススメする家計簿アプリは以下の3つです。

 

 ・マネーフォワード ME

 ・Moneytree

 ・Zaim

 

 

3−2 3つの家計簿アプリのメリット・デメリット

 

(1)マネーフォワード ME

メリット

 ・利用者数が2021年1月に1,150万人を突破した大人気アプリ

 ・外部連携機能が優秀で提携企業が2,500以上

 ・外部連携機能は証券口座やFX、ソーシャルレンディングにも対応しており、本格的

  な資産運用管理アプリとしての側面も兼ね備えている

 ・無料版でも支出収入カテゴリーの編集可能、自分好みの家計簿が作成できる

 ・無料版でも手動で金融機関の振込、引落情報などを更新可能

 

デメリット

 ・無料版だと外部連携は最大10件までの制約あり

 ・無料版だとデータ閲覧可能期間が1年間のみ

 ・無料版だとExcelcsv形式でダウンロードできない

 ・資産管理等単なる家計簿以上のことができる一方、人によってはオーバースペック

 

 

(2)Moneytree

メリット

 ・2,400件以上の銀行、クレジットカード、電子マネー、ポイント等と連携している

 ・無料版でも連携数、データ閲覧可能期間が無制限

 ・無料版でも支出収入カテゴリーの編集可能(既存のカテゴリ編集は不可)

 ・無料版でも広告が表示されない

 ・業界最高レベルの高いセキュリティ

 ・人工知能(AI)による支出項目の自動仕訳の精度が高い

 

デメリット

 ・レシート読み取り機能がないので、現金を多用する場合不便

 ・現金の振替機能なし(現金の振替機能とは、銀行からお金を引き出した際に財布に

  移動した現金を、自動的に記録してくれる機能のこと)

 ・無料版だとExcelcsv形式でダウンロードできない

 ・予算管理や分析機能が無いため、家計管理のしやすさという点では弱い

 ・連携機能の自由度が低い(※個人的に致命的な欠点だったため後述します)

 

 

(3)Zaim

メリット

 ・900万ダウンロードを超える人気家計簿アプリ

 ・約1,500件の銀行・クレジットカード・電子マネーを自動取得・分類できる

 ・画面がわかりやすく、操作性も簡単で扱いやすい

 ・無料版でも口座連携数、データ閲覧可能期間が無制限

 ・レシート自動読み込み機能が高性能

 ・「よく使う機能」でテンプレートの保存可能、定期的な支払いもすぐに入力可能

 ・残高画面で総資産額が一目でわかる、また株式の銘柄毎の損益表示もチェック可能

 ・無料版でもCSV出力可能(PC版のみ)

 ・メール問い合わせの対応が丁寧&早い

 

デメリット

 ・無料版だと支払い、引落情報を即日更新できない

 ・無料版だと収入支出カテゴリーの編集ができず、オリジナル家計簿を作成できない

 ・無料版だと収入支出履歴の一括編集はできない

 ・資産別に分けられたグラフは表示されないため資産管理アプリとしては不向き(合

  計資産額と各口座の資産額は残高画面で一目でわかる)

 

 

 

3−3 我が家が選んだのは「Zaim」

 

 正直上記であげた3つの家計簿アプリであればどれを使っても問題ないと思います。

しかし、我が家は色々と検討した結果「Zaim」を使用していくことに決めました!その理由は下記の通りです。

 

 ・無料版でも口座連携数、データ閲覧可能期間が無制限

 ・画面がわかりやすく、操作性も簡単で扱いやすい

 ・個々のクレジットカードごとに自動連携を反映するか否か選択できる

 

 我が家ではまず「無料版でも口座連携数、データ閲覧可能期間が無制限」であることを第一優先事項と考えました。なぜなら、長期間の使用を前提にするならば口座数やクレジットカードの枚数は自然と増えていくので、マネーフォワード の10件ではいづれ足りなくなるのは明白だからです。また過去のデータを遡って家計管理をしたいと考えていたので、データ閲覧可能期間は無制限を希望していました。

 

 この時点で「Moneytree」 or 「Zaim」の選択になったのですが、決め手となったのが「個々のクレジットカードごとに自動連携を反映するか否か選択できる」でした!

 我が家は夫の2枚目の楽天カードを家計管理用クレカとして使用しています(1枚目は夫個人用クレカ)。家計簿アプリと楽天カードを連携する際には楽天アカウントを紐付けることになるのですが、Moneytreeでは個人用クレカの引落情報も家計簿アプリに反映されてしまいます。

 その点Zaimは個人用クレカの引落情報自体は家計簿アプリに取り込まれてしまいますが、個人用クレカの情報は反映しないという個別設定が可能であるため、この問題は解消できます。

 

 なおZaimの場合無料版では支出収入カテゴリーの編集ができません。なのでオリジナル家計簿を作ることができないのが人によっては致命的な欠点になるかもしれません。しかし主要なカテゴリは既存のもので用意されているので、我が家は特に困ることはありませんでした。最初からZaimのカテゴリーに合わせて家計予算を作成するなど工夫をすれば解決できます。

 

まとめ

 

以上3点の家計簿アプリをオススメしたい人を簡潔にまとめると下記の通りです。

 

 

 ・マネーフォワード ME

  単なる家計簿だけではなく資産管理アプリとしても活用したい方(お金を払っても

  いい人ならば最有力候補になり得る高機能家計簿アプリ)

 

 ・Moneytree

  無料でカテゴリー編集・口座連携数・データ閲覧可能期間無制限を手に入れたい方

  (無料版では予算管理や分かりやすいグラフ分析機能はない点に注意)

 

 ・Zaim

  無料で口座連携数・データ閲覧可能期間無制限を手に入れ、かつ、シンプルな家計

  簿で予算管理・グラフ分析機能まで欲しい方

 

 

 次回以降は我が家のZaimの実践例やZaimのダウンロード方法・始め方などについて詳しく記事を書いていくかもしれません。また次回をお楽しみに!

 

【専業主婦だと○億円以上損する!?】共働き夫婦のメリット・デメリット

こんにちは、ジブです。

 

 昨今共働きが当たり前になってきておりますが、私たち20代の親世代ではまだ専業主婦の家庭も多く、あまり共働きのイメージが湧かないなんて人もいるのではないでしょうか?

 

 総務省統計局が発表した「労働力調査特別調査」、「労働力調査(詳細集計)」によりますと、夫婦共働きの世帯はデータを収集し始めた1980年から年々増加傾向にあり、2015年には64.6%と約6割を占めるようになりました。

 1999年以降は、共働き世帯が専業主婦世帯を上回っていますと記述されておりますので、ちょうど20代が生まれた直後ぐらいから世の中の情勢が変わってきたともとれます。

 

専業主婦世帯と共働き世帯 1980年~2021年

専業主婦世帯と共働き世帯 1980年~2021年

出典:図12 専業主婦世帯と共働き世帯 - 労働政策研究・研修機構

   https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0212.html

 

 

 今回は共働きのイメージが湧かない20代のため「共働きのメリット・デメリット」を「経済的な観点」と「感情的な観点」で分けて紹介し、

 その上で「共働き夫婦を継続するコツ」について考察してみましたのでぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

 

 

 

1 経済的観点で見たメリット・デメリット

 この章では、主に「金銭・税金・年金・各種手当」に重きを置いて、メリット・デメリットを紹介していきます。

 

 

1−1 メリット

 

⑴家計の収入が増える

 国税庁の民間給与実態調査によると、平成30年度の平均年収は男性が545万円、女性が293万円となっています。専業主婦家庭ならば、世帯年収は545万円ですが、共働き世帯ならば平均的な収入でも世帯年収800万円を達成できます。

 

 また共働きと専業主婦の場合、生涯世帯年収で1億円の差が生まれるとも言われています。下記の表を参照してください。

 

働き方 生涯年収の試算額
(85歳までで試算)
一生、専業主婦 1573万円
※得られる収入は国民年金のみ
正社員8年、子育て7年、パート23年 8131万円
※平均月収15万円と仮定
正社員8年、子育て7年、正社員23年 1億923万円
※平均月収22万円と仮定
正社員38年 1億6160万円
※平均月収28万円と仮定

厚生労働省「賃金事情等総合調査」をもとに試算したデータ

 

 

 また、単純に収入が増える分娯楽費が増えるとも考えられます。 妻の給与が月10万円だとしても1年で120万円も収入が増えます。

 それが数年に渡ればその差はますます広がり、プライベートで家族で使えるお金が増えるので趣味やレジャーを充実させることができ、生活の質の向上にも繋がります。

 

 

⑵会社員の妻が出産した時は専業主婦より約250万円多くもらえる!?

 出産時に受け取ることができる手当が多いことも共働き世帯ならではのメリットです。

 妻が専業主婦の場合に受給できる手当は出産一時金(42万円)のみですが、妻が会社員として働いている場合は、出産一時金に加えて出産手当金と育児休業給付金も給付されます。 

 

出産一時金 妊娠4カ月(85日)以上で出産(早産・死産・流産等)した場合、
生まれてくる子一人あたり通常42万円支給。
出産手当金 妊娠・出産理由の休業期間、産前42日・産後56日の最大98日間、
標準報酬日額の3分の2を支給
育児休業給付金 産休や育休取得者で子が1歳(最長では1歳6カ月)になるまで収入の一部を支給

 

 

 「出産手当金」は給料の約3分の2に相当する金額が健康保険から支給される制度で、健康保険に加入していれば雇用形態が正社員でもアルバイトでも需給が可能です(被保険者が出産をしている必要がありますので、専業主婦は受給不可です)。

 

 「育児休業給付金」は育児休業中の会社員が会社に申請することによって会社から支給される給付金を指します。

 

 

 さらに大きいメリットとして、休業中は社会保険料が免除されます国民年金の保険料免除制度と違ってその期間は「社会保険料を納めたもの」として扱われます。

 

 給付例として、毎月額面給与25万円(東京都在住)会社員の妻が受け取れる給付金は以下の通りです。

 

 ※出産予定日4月1日 子供が1歳の時点で職場に復帰
  出産一時金:42万円
  出産手当金:56万円
  育児休業給付金:151万円

  合計 約250万円


 上記の通り出産時の給付金が合計で約250万円もらえ、さらにその間社会保険料51万円が免除されます。専業主婦でももらえる出産一時金を差し引いたとしても、共働きの方が実質約250万円得をしたと言えそうですね。

 

※上記の計算は社会保険労務士法人アールワンさんが提供するツールを使用しました
 【2022年最新版】産前産後休業・育児休業給付金|期間・金額計算ツール

 

 

⑶年金が増える

 厚生労働省平成31年度の年金額改定について」では、夫が平均的収入(平均標準報酬42万8,000円)で40年間就業したものと仮定し、その間妻がずっと専業主婦だった世帯の年金額を例として示しています。

 仮に、妻が夫と同じだけの収入を得ていたとすると、受け取れる年金額は以下のように変わります。

 

  共働き世帯 専業主婦世帯
国民年金(老齢基礎年金) 130,016円(2人分) 130,016円(2人分)
厚生年金(老齢厚生年金) 182,976円(2人分) 91,448円(1人分)
合計 312,992円 221,504円

厚生労働省平成31年度の年金額改定についてお知らせします」より作成

 

 夫婦2人の年金額を合わせると、共働き世帯と専業主婦世帯とでは1カ月あたり約9万1,000円、年間だと約110万円違いが出ます。

 

 

 ただ、専業主婦は自らの保険料を支払わなくてもサラリーマンの夫に扶養されていれば年金がもらえるというメリットもあります。

 しかし、専業主婦らが属する「第 3 号被保険者」をめぐっては、年金加入者間に不公平感をもたらすものとして、制度創設当初から見直しを求める意見が根強くあるようです。専業主婦だから年金は勝手に支払われると油断をしていると将来痛い目を見ることになるかもしれませんね。

 

 

所得税など各種税金が減る

 日本の所得税累進課税制度を採用しているため、世帯年収が同額の場合でも、夫婦の1人だけが得た収入の場合と夫婦2人で得た収入の場合とでは、課税率が違ってきます。

 たとえば、夫の年収が800万の専業主婦の家庭に課せられる所得税額は約50万円です。それに対し、夫婦の年収がそれぞれ400万円(2人の年収の合計が800万円)の場合、所得税は約10万円(夫婦の合計で約20万円)になります。

 

 結果として、同じ世帯年収であれば共働き世帯のほうが手取り金額が多く、お得になると言えます。

 

 

⑸投資スピードが上がる、非課税制度(NISA、iDeCo)を2人分使える

 共働きで入金力が上がれば投資に回せる原資もその分増えます。インデックス投資など長期的な投資を行う場合、早く始めれば始めるほど複利の力によって利益が積み上がっていきます。

 また非課税制度である積立NISAやiDeCoについては1人につき1口座づつしか開設できませんが、夫婦で始めれば1世帯で2倍非課税の恩恵を受けることができるのも大きなメリットです。

 

 

 共働き夫婦か否かに関わらず、投資をすることを強くオススメしております。過去の記事で「どうして投資をすべきか」について説明しています。我が家の資産額も公開していますのでぜひ参考にご覧ください。

 

sabumi-hukugyo.hatenablog.com

 

 

1−2 デメリット

 

⑴共働きによる支出の増加

 共働きをする場合、夫だけでなく妻も勤務先の付き合いの飲み会等の交際費、職場の同僚の結婚祝い・出産祝い等社会的な出費が増える傾向があります。忙しくて夕飯が作れず外食の回数が増えてしまうこともあるでしょう。

 また、働く妻は専業主婦に比べて公的な場に出る機会が非常に多くなるため、スーツやパンプスなどの被服代や美容院代、化粧品代なども専業主婦より高額になる場合が多いといえます。

 

⑵子供を預ける保育園を見つけなければならない

 共働き世帯に未就学の子どもがいる場合、夫婦の2人ともが仕事で家にいない時間帯に子どもを預ける必要がありますので、子どもを保育園に通わせるのが一般的です。

 

 しかし、認可保育園は待機児童が問題になっているほど数が少なく、入れる保育園を探すだけでも、かなり大変だというケースも多くあります。入れる保育園が見つかったとしても、保育料で出費が増えるのもデメリットの一つです。

 

 

2 感情面で見たメリット・デメリット 

 この章では、主に「身体的・精神的な部分」に重きを置いて、メリット・デメリットを紹介していきます。

 

 

2−1 メリット

 

⑴死亡・失業などに対するリスク分散によって精神的安全性が確保できる

 これは経済的なメリットとも言えますが、やはりいざ夫に何かあった時でも妻の収入があれば一家総倒れにならない状態になれるというのは精神的な面で大きなメリットになります。

 

 夫に万が一のことがなかったとしても、2人分の収入が常に口座に入金されていれば将来の不安をある程度解消してくれますので、そういった点でも精神的なメリットであると言えそうです。

 

⑵社会との接点が増える、子育てにも良い影響が出る可能性も

 家庭やママ友同士だけの付き合いだと、閉ざされた世界に閉じ込められたような感覚に陥りうつ病を発症してしまうという話も聞きます。広く社会と関わった方が気分転換になったり、自分の生きがいを見つけることも可能になると思います。

 また、社会を知っている人が子育てすることによって、偏った見方ではなく広い視野を持った子供が育ち良い影響を及ぼすとも個人的には考えています。

 

⑶女性もキャリアを中断せずに実績を積み重ねていくことができる

 残念ながら、専業主婦でいる間は仕事のキャリア的にはブランク期間扱いとなってしまいます。ブランク期間が長ければ、子供が親元を離れた際に社会復帰をしようにも再就職が難しくなってしまいます。

 それだけでなく、共働きをすることによって女性もキャリアを継続できるため、昇給や転職による待遇改善の機会を失うことなく働き続けられます。家計収入増加が見込めるだけでなく、自身の自尊心向上・やりがいにもつながり良い影響があります。

 

⑷仕事や家事への理解が深まる

 職場での人間関係や仕事内容、家事や育児など、共働きとなる前には理解できなかった苦労を共有することができるのもメリットのひとつです。このことにより、「共働きを始める前よりも、相手を労る気持ちや思いやりを持てるようになった」という夫婦の声も多く聞きます。

 

 

2−2 デメリット

 

⑴家事の分担が大変、肉体的にも精神的にもストレスが溜まりやすい

 日中は2人とも家庭の外に働きに出てしまうため、家事や育児と仕事の両立をうまく続けることが難しくなってしまうケースも多く見られます。特に、仕事が忙しいときなどは料理や掃除をする時間を十分に取れなくなって外食やテイクアウトが増えたり、家の中が散らかったままだったりする場合があります。

 

 また、共働き世帯でも「家事は女性の仕事」と思っている夫や家事能力が不足している夫は珍しい存在ではありません。その結果、妻に仕事と家事の負担が偏るケースも多いのです。

 

 インターネットリサーチ会社の株式会社マクロミルが「夫婦ともにフルタイムで働く20~40代の男女1,000名」を対象に夫婦の家事の分担についてアンケートを実施しました。

アンケート結果によると、現状でフルタイム勤務の共働きでも66%の家庭において妻が主に家事を担っているという結果になりました。実際の分担割合では妻が6割、夫が4割、妻がそれ以上の割合を分担している家庭は77%です。

 

Qあなたのご家庭では、家事は主にどなたが担っていますか?

Qあなたのご家庭では、家事は主にどなたが担っていますか?

 

Q.あなたのご家庭では、夫婦間の家事分担の割合はどの程度ですか?(%)

Q.あなたのご家庭では、夫婦間の家事分担の割合はどの程度ですか?(%)

 

※出典:株式会社マクロミル

 

⑵妊娠や出産の計画が立てにくい

 残念ですが、どうしても子供の有無によって夫婦それぞれのキャリアへの影響は変わってきます。今後自身のキャリアップのために転職・起業を考えている場合、出産の時期を遅らせる、最悪子供を諦めなければならないこともあるかもしれません。

 

⑶育児への時間・夫婦で過ごす時間が減る

 夫婦それぞれの職種によっては勤務時間や休日の違いですれ違いが起こりやすくなります。朝しか顔を合わせない、家族と会話をする時間が取れない場合もあるでしょう。

 また仕事に行っている間は子供と会うことはできませんので、子供との交流時間も減ります。

 

⑷適正な家計管理ができなくなる

 毎日仕事の日々で、毎月の支出金額をちゃんと把握できていないなど家計管理ができていない世帯は多くあります。夫と妻が別々に管理しているケースも多く、家庭の資産がどれだけあるかがわかりにくくなっている場合もあります。

 

 共働き夫婦にとってまず始めるべきものが家計管理の適正な運用です。

「共働き夫婦の家計管理の考え方」・「家計予算の設定方法」・「実践的な家計管理術」については前回までの記事で紹介しております。こちらも参考になるのでぜひご覧ください。

sabumi-hukugyo.hatenablog.com

 

 

 

3 共働きを継続するためのコツ

 これまでに書いてきたように、共働きには素晴らしいメリットがたくさんある一方、超えなければならないハードルが多くあります。

 当ブログではみなさんに共働きを推奨しておりますので、共働きを継続するためにはどうすれば良いか、以下の通り考察してみました。

 

⑴家事・育児の役割分担を決める

 家事や育児は奥さんの仕事だと考えている男性は「手伝う」という言葉をよく使いますが、共働き夫婦ならやって当たり前のことです。特に夫側はその気持ちをしっかり持って夫婦で協力し合うことが大切です。男も女も関係ありません。

 

 ただ夫側としても、いきなり言われてもどんな家事をすれば良いのか分からないでしょう。なので、事前に家事や育児の役割分担を決めることが効果的です。

 

 夫と妻のどちらかだけに負担が偏ることがないように、例えば夫が家計管理を担当し、妻は料理の献立作成を担当するなど、それぞれの得意分野を活用して役割分担をするとよいでしょう。

 

 共働きの家事分担方法についても過去の記事で書いてあるので参考にしてください。

sabumi-hukugyo.hatenablog.com

 

⑵家事の見直しをする

 そもそも今やっている家事が本当に必要なのかどうかを考えましょう。それでも必要であると判断した場合、いかに家事を短時間で効率よく片付けるかがポイントといえます。家事のやり方を工夫して、できるだけ時短ができるように意識してみましょう。

 たとえば、休日に料理を作り置きしたり、ロボット型掃除機や食器洗い乾燥機、乾燥機付き全自動洗濯機など便利な家電を導入したりといった家事の時短方法があります。

 

 また、家事の役割分担・見直しをする際には「Yieto | 家事を見て、話そう。」を使うと便利です。現在の家事を客観的に見えるようにして分析することができます。

 

⑶お互いに常に感謝の気持ちを示す、あとは頑張りすぎない

 ここまで色々と対策を話しましたが、結局は常にありがとうを伝えることが一番大切だと考えています。相手からの感謝の気持ちが伝わっていれば、多少自分の負担が多くなってしまっている時でも、相手のために頑張ろうという気持ちになれるはずです。

 

 また、100%を目指しすぎないというのも大切です。夫婦ともにフルタイムで仕事をして家事まで完璧にこなすことは不可能です。

 お互いに家事に完璧を求めないことや、きちんとできていないことがあってもお互いに相手を責めないことが、共働きの生活をラクにするコツといえます。

 

 仕事50点・家事50点でも、合わせれば100点だからいいじゃないという軽い気持ちでいることが良いでしょう。ただ50点でいいから手を抜いてやればいいかと考えるのはダメです。あくまで自分が一生懸命にやっていることを前提に、結果が50点になってしまってもしょうがないという意識ならば問題ないでしょう。

 

 

終わりに

 

 今回は大分長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただけた方本当にありがとうございました。

 

 これからも共働き夫婦に役立つ情報をどんどん発信していきますので楽しみにしていてください!

 

20代共働き夫婦の資産公開

 こんにちは、ジブです。

 

 20代共働き夫婦はいったい毎月いくら貯金しているの?いったいいくらのお金を持っているの?投資はしているの?

 

 上記の疑問を持っている方は多いと思いますが、お金の話をリアルの友人とする機会は少なく、そのため周りの人がどんな家計状況なのかなかなか知ることができませんよね。

 

 

 今回は、我が家の資産状況を公開・どうして投資をしているか説明していきます。

新米20代夫婦の資産額を、具体的な数字を使ってリアルに公開しておりますので、同世代夫婦の参考となる記事になっています。ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

 ちなみに、共働き夫婦にとってまず始めるべきものが家計管理の適正な運用です。

「共働き夫婦の家計管理の考え方」・「家計予算の設定方法」・「実践的な家計管理術」については前回までの記事で紹介しております。こちらも参考になるのでぜひご覧ください。

 

前回までの記事はこちら↓

sabumi-hukugyo.hatenablog.com

 

sabumi-hukugyo.hatenablog.com

 

sabumi-hukugyo.hatenablog.com

 

sabumi-hukugyo.hatenablog.com

 

 

 

 

 

1 資産内訳(2022/2/27時点)

 

 

1−1 現金・株式の合計資産額

 

総資産額: 8,152,665円

2022/2/27 家計資産の内訳

2022/2/27 家計資産の内訳



 

 我が家の現時点の資産総額は 8,152,665円 でした。これらは個人の株式資産と同棲期間を含めた約9ヶ月の間に貯金・投資した金額になっています。

 ※ただしそれぞれの資産について補足があります。詳細は下記の通り。

 

 

 

★現金:5,075,822円

 現金資産のうち350万円ほどはご祝儀関係でいただいたお金になります。これから結婚式を控えておりますのでそれらを仮に全部使うとした場合、現金資産額は約157万円です。

約9ヶ月間の毎月貯金やボーナス収入によってこれだけ貯めたことになります。

 

 ただ二人の意向により結婚式は少人数で行う予定で、新婚旅行もコロナの影響で海外には行けないので350万円全額を使い切ることはないと思います。そのため総資産額はもう少し上がると考えています。

 

 

★株式:3,076,843円

 株式の内訳は下記の表の通りです。

各口座合計額 金融機関名 口座名 銘柄名 現在評価額 投資元本 評価損益 投資期間 毎月投資額
1,737,550 楽天証券(夫) 積立NISA            
      楽天VTI 1,705,837 1,239,990 465,847 3年2ヶ月 0
      eMAXIS Slim
米国株式(S&P500)
31,713 33,333 -1,620 1ヶ月 33,333
720,629   ideco            
      楽天VTI 425,095 313,717 111,378 3年11ヶ月 7,200
      楽天VT 295,534 226,856 68,678 3年11ヶ月 4,800
15,856   特定口座            
      eMAXIS Slim
米国株式(S&P500)
15,856 16,667 -811 1ヶ月 16,667
602,808 楽天証券(妻) 積立NISA 楽天VT 602,808 566,661 36,147 1年5ヶ月 33,333

 

 ※2022/3月分からSBI証券(夫)で月5万円積立開始予定(銘柄はSBI・VTI)

 ※2022/2月分から楽天証券(夫)の積立NISA銘柄を楽天VTIからeMAXIS Slimに変更

 

 

 なお上記の金額には同棲前の各個人の株式資産も含まれています。同棲当初の夫婦の投資評価総額は2,236,901円でした。

 

 同棲を開始してから約9ヶ月間の株式増加額は839,942円です。

2021年は投資原資をお互いのお小遣いから出し合っていました(あくまで個人の投資という扱い)。2022年からはこれらの投資資産を家計の資産として統合することにしました。

それに伴い家計のボーナス収入から投資資金を充当することになりましたので、2022年の家計資産総額の増加スピードはもっと緩やかになると思います。

 

 

 

2 投資をする前にすること・投資方針について

 

 我が家では夫婦ともに投資を行っています。投資をする上での注意点やそもそもなぜ投資をしているのかについて、詳しく説明していきます。

 

 

2−1 投資をする前にまずは家計管理の適正化を優先!

 

 そもそも投資を始める前に自分たちが毎月いくらのお金を使っているのか把握しましょう。投資は必ず余剰資金で行ってください、生活防衛資金を貯めることが何より優先されます。

 

 生活防衛資金を貯めるためには適正な家計管理が第一歩です。過去の記事で家計管理の重要性・実践法について説明しているのでぜひ参考にしてください。

 

↓過去の記事はこちら

sabumi-hukugyo.hatenablog.com

 

 

2−2 どうして投資しているのか

 

⑴一番の理由は人生の選択肢を増やすこと

 

 今自分たちが考えている人生プランについて、将来の自分たちも同じことを考えているとは限りません。考え方の変化方法は2種類あります。

 

偶発的事由:

もしかしたら途中で病気やケガで働けなくなるかもしれない、子供がたくさん生まれるかもしれない(三つ子など)

 

選択的事由:

もしかしたら専業主婦(主夫)になりたくなるかもしれない、転職をしたくなるかもしれない、FIRE(経済的自由かつ早期リタイアすること)したくなるかもしれない

 

 

 「自分たちの考え方が変わるわけないから関係ない」と考えるのは危険です。偶発的事由は自分たちの意志とは関係なく起こってしまいます。そういったケースでも対応できるように対策しておく必要があります。

 

 

 上記のことが起きた際に、ある程度の資産的余裕があれば多少のリスクがあったとしても、その時にやりたいことをやれる可能性が高まります。現代社会では普通預金ではお金は増えません。計画的な投資をして余剰資金を有効活用していきましょう。

 

 

⑵収入の分散化

 

 これからの時代定年まで同じ会社で勤め上げることはできなくなるかもしれません。いざという時のために本業以外の収入があれば精神的支柱になるでしょう。

 

 また、本業だけの収入に依存するよりもその他の収入があった方が、本業でも失敗を恐れずチャレンジできるようになれたり、逆に仕事にのめり込まずワークライフバランスを重視した働き方をすることもできます。こういったところでも人生の選択肢を増やすことができます。

 

 

不労所得の構築

 

 資産運用が好調ならば不労所得をある程度の規模築けるかもしれません。仮にそうでなくてもそうなる可能性があるということで精神的満足感が得られます(これは自分だけかもしれませんね)。

 

 

 

 

 少し話が脱線しますが、老後資金確保のためだけならば投資をしなくても良いかもしれません。共働きで定年まで勤め上げたらお互いの厚生年金で月30万円ほどもらえるというデータがあります。 投資をせずとも家計管理をしっかりしてちゃんと貯金していれば大丈夫かもしれません。

 

 大切なのは、夫婦で話し合ってどんな未来を思い描いているのかを明確にすることです。その未来を叶えるために投資が必要であればする、特に必要なければしなければ良いと考えています。

 

 

終わりに

 

 本日は我が家の資産額公開と投資について説明しました。

 

 次回以降は実践的な節約術や共働きの夫婦の人生設計など考えていきたいと思います。また記事の更新を楽しみにしていてください!

共働き夫婦の家事分担方法について

 こんにちは、ジブです。

 

 共働き夫婦家庭にとって家事分担は死活問題です。

家事をしなければ生活はできない、しかし共働きなのでなかなか家事の時間を取れない、一方のパートナーに家事を押し付けすぎたら夫婦仲が険悪になってしまうなど様々な理由で私たちの生活に重くのしかかってきます。

 

 今回は、「我が家の家事分担の考え方」・「実際にやっている家事分担管理術」について説明していきます。家事分担・管理に苦戦している方、またこれから同棲・結婚を控えている方の参考となる記事ですので、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

 ちなみに、共働き夫婦にとって家事分担と同じぐらい重要なのが家計管理です。

「共働き夫婦の家計管理の考え方」・「家計予算の設定方法」・「実践的な家計管理術」については前回までの記事で紹介しております。こちらも参考になるのでぜひご覧ください。

 

 前回までの記事はこちら↓

sabumi-hukugyo.hatenablog.com

 

sabumi-hukugyo.hatenablog.com

 

sabumi-hukugyo.hatenablog.com

 

sabumi-hukugyo.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

1 家事分担の考え方

 

 我が家では家事分担の考え方として以下の3点を挙げています。

 

 (1) なるべく1人に偏らないようにする

 (2) 得意分野がある場合は考慮する

 (3) 固定枠+フリー枠の構成がオススメ

 

 では、順番に見ていきましょう。

 

 

(1)なるべく1人に偏らないようにする

 

 これは当然ですが大事な考え方です。家事は二人の仕事です、女性が家事をすべきという古い考えは捨てましょう。

 

 すべての家事を二人が完全均等になるように振り分けられればベストですが、そんなことはあり得ません。家事の種類によって負担の量も変わりますので。

 

 残業・休日出勤でなかなか率先して家事ができないという時期もあるかもしれません。その場合でもわずかな時間を見つけて家事を行いましょう。それでも無理ならばせめて感謝の気持ちをちゃんと口で伝えることを忘れないようにしましょう。

 

 一方が家事を押し付けられていると感じたらケンカのもとになります。常に自分から率先して家事をやっていこうという姿勢が大切です。

 

 

 

(2)得意分野がある場合は考慮する

 

 得意なことをする方が効率は上がりますよね。家事も同様です。役割分担をする前にお互いの得意不得意を今一度確認しておくことをオススメします!

 

 我が家の場合、妻は料理が得意なので妻が料理の献立作りを、夫はお金や投資に興味があるため家計簿管理を担当しています。

 

 これらの得意分野については、後述する「固定枠」の家事として割り振りを行うと良いです。ただし家事の種類にもよると思いますので、各ご家庭で判断してください。

 

 

(3)固定枠+フリー枠の構成がオススメ

 

 家事分担の基本構成は「固定枠+フリー枠」をオススメします。

 

一部の家事は1人が専任し、残りの家事はその時々でやれる人がやるパターンです。色々と考えましたが、これが一番柔軟性・効率性を兼ね備えています。

 

以下それぞれの枠について詳細を説明します。

 

 

★ 固定枠

 

 原則1人が専任する。分担しない方が効率が良いもの・継続性を重視するものを割り当てます。

 

 我が家の場合、妻が「献立作り」・夫が「家計簿管理」を固定枠として採用しています。どちらも分担をしようとすると余計な作業が生じてしまう作業を割り当てています。

 

 

 

 参考までに、我が家の固定枠の作業詳細を下記に示しておきます。

 

「献立作り」(妻担当)

  • 1週間分の献立を作成。献立をTimeTreeの予定に追加していく。
  • 献立に必要な食材をTimeTreeの「買い物リスト」チェックボックスリストに追加していく。

 

 我が家の家事管理は「TimeTree」アプリを活用しています。家事管理術については後述(2 家事分担の管理方法)します。

 

「家計簿管理」(夫担当)

  • 家計簿アプリの自動収入・支払記録が正しく反映されているか確認
  • 誤りを修正、または情報が足りないものはメモを記入して補足する

 

 我が家の家計簿アプリは「Zaim(家計簿アプリ Zaim:簡単・無料でできるお金の管理)」です。

 家計簿アプリの話については下記記事参照

 

sabumi-hukugyo.hatenablog.com

 

 

 

★フリー枠

 

 固定枠と異なり、専任ではなくその時々に応じてやれる人がやるものを割り当てます。

 

 我が家の場合は下記のものが該当します。

  • 料理作成(献立作りは妻の専任、作るのは二人が担当)
  • 洗濯
  • 掃除(掃除機をかける・風呂掃除・トイレ掃除)
  • ゴミ捨て

 

 

 ただし、固定枠の負担割合に応じて負担が少ない方は積極的にフリー枠の家事をやりましょう。また、 風呂掃除やゴミ捨てなど力仕事系は夫が担当してあげるなど柔軟に対応しましょう。

 

 

 

 

2 家事分担の管理方法

 

 家事分担についてある程度固まってきたら、それらの家事分担を継続的に行うための家事分担管理術を考えていきましょう。

 

 我が家の家事分担管理では「TimeTree」というアプリを活用しています。以下でアプリの概要と活用方法について説明していきます。

 

 

2−1 TimeTreeとは?

 

 TimeTreeは、家族で共有できるスケジュール帳アプリです。

 

 リビングの壁掛けカレンダーがスマホの中に入ったようなイメージです。なので、いつでもどこでも家族の予定を確認できるし、急な予定が入ってもその場で簡単に共有できます。

 

 また、カレンダー内に専用チャットがあるので、カレンダーの中でコミュニケーションできることも特徴の一つです。

 

 

timetreeapp.com

 

 

2−2 TimeTreeの使い方

 

 TimeTreeの使い方は大きく分けて以下の3点です

 

  • 予定を登録して一目でいつ何をするのかわかるようにする
  • 料理の献立を載せておく
  • メモ機能を活用して夫婦で覚えておくべき内容を記録しておく

 

 では、順番に説明していきます。

 

 

★ 予定を登録して一目でお互いがいつ何をするのかわかるようにする

 

 家事分担の基本として、常にお互いのスケジュールを把握しておくことが大切です。

 事前にパートナーが家にいない時間が分かれば、その分家事を肩代わりしてやらなければいけないなどの計画を立てることができます。家事の効率性を向上させる上で、スケジュールの共有は大切なことです。

 

 

 我が家では下記の事項をTimeTreeに共有するようにしています。

 

  • 2人の予定(お出かけ・結婚式の打ち合わせ等2人で行う行事など)
  • 個人の出張・残業予定・休日出勤・年休など
  • 個人的なお出かけその他用事など

 

 

 基本的に先に予定を入れた方が優先されます。口頭だけではだめです、大事な予定は必ずTimeTreeで共有をするのが絶対です。

 

 

★料理の献立を載せておく

 

 我が家では妻が1週間分の献立を事前に決めています。クックパッド・クラシル等を使ってネットで拾った献立の画像をTimeTreeの予定に貼り付けます。

 

 献立を共有することで、どちらが料理を作るときでも冷蔵庫内の食材を余らせることなく使い切ることができます。1週間分の食材をまとめて買う場合は、食材をちゃんと使い切る工夫をすることも大切です。もったいないし、節約の観点からも良くないですからね。

 

 またTimeTreeに献立を登録することで、いつ何を食べたのかが明確になります。

献立の使い回しが可能になるのも大きなメリットです。献立に迷ったら過去に作った献立をコピペすれば良いですからね。

 

 

★メモ機能を活用して夫婦で覚えておくべき内容を記録しておく

 

 TimeTreeにはスケジュール機能の他にもメモを共有して保存しておく機能があります。例えば今後やらなければいけないことをtodoリストにまとめたり、夫婦で共有しておきたい情報を簡単に残しておけます。

 

 

 

終わりに

 

 今回は共働き夫婦の「家事分担の考え方」・「我が家で実際にやっている家事分担管理術」について説明していきました。

 

 各家庭によって必要な家事は異なるので、今回紹介した方法が絶対の正解ではないです。ただ、TimeTreeを使った管理術はどの家庭でも役に立つ内容であったかと思います。

 

 次回以降も共働き夫婦にとって役立つ情報をどんどん発信していきたいと思います。ぜひ次回も楽しみにしていてください!

 

共働き夫婦の毎月の家計管理・精算作業について

 こんにちは、ジブです。

 

 共働き夫婦の毎月の家計予算を設定したはいいものの、どうやってメンテナンスしていいかわからず結局何もせず放置してしまってはいませんか?せっかく予算を決めても、ちゃんと管理できていなければ意味がありません。

 

 そして毎月しっかりと適正な状態にしておくことが重要です!後でまとめてやろうとするとめんどくさくなって続きません。

 

 

 今回の記事ではそんな方々に向けて、毎月の家計管理・精算作業について詳しく説明します。

 

 

 

 ちなみに、前回の記事では具体的に夫と妻がいくら家計予算を負担すべきなのか、負担額設定時の注意点について説明していきました。参考になるのでぜひご覧ください。

 

 前回の記事はこちら↓

sabumi-hukugyo.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

1 毎月の給料を夫婦共通口座へ振り替える

 

1−1 毎月の給料を夫婦共通口座に振替

 

 夫婦の毎月の給料は入金後速やかに夫婦共通口座へ振替を行います。なるべく個人口座に長期間お金が留まらないようにしましょう。家計予算の透明化を意識するためです。

 

 

 我が家の夫婦共通口座は「住信SBIネット銀行」です。

 

 1つの名義で目的別口座を作成できるから、使用用途によって貯金口座を分けられるので便利です!

 我が家は以下の4つの口座を作成し使い分けています。

 

  • 代表口座
  • 共同貯金口座
  • 大型出費口座
  • ハイブリッド預金口座(※SBI証券を開設した場合自動作成される。基本未使用)

 

 

 これらの口座の使用用途について順番に説明していきます。

 

 

 

 なお、夫婦の家計管理には夫婦共通口座の作成を強くオススメしています!

 

 そのことについて説明した記事はこちら↓

sabumi-hukugyo.hatenablog.com

 

 

代表口座

 

 初期から設定されている口座で、この口座のみ他行口座からの入金・振込に対応しています。

 

 この口座内のお金からクレカ引落が行われますので、基本的には毎月のクレカ引落額分のみを入れておきます。

 ただし、引落不能にならないように余分に10万円ぐらいは入れておくと良いでしょう。

 

 

・共同貯金口座

 

 夫婦の現金貯金用口座で、毎月の現金貯金・ボーナスその他臨時収入などを貯めておく口座です。

 

 我が家の場合、毎月3万円の自動入金設定をしています。

 基本この口座から現金は引き出しません。臨時出費は次に説明する「大型出費口座」から支出します。

 

 

 ちなみに、毎月の家計予算の設定方法について知りたい方はこちら↓の記事を参考にしてください。

 

sabumi-hukugyo.hatenablog.com

 

 

・大型出費口座

 

 旅行費用、家具・家電、その他大型出費に該当するものを支出する予算を貯めておく口座です。

 

 我が家の場合、毎月2万円の自動入金設定をしています。基本はこの口座から現金は引き出しません。

 

 旅行費用、家具・家電のために支出をする場合、この口座内にあるお金の範囲内で支出できるかどうかをまず検討し、それらのために使用する時のみ現金を引き出せるようルールを設けています。

 

 共同貯金口座内のお金で対応しようとするとどうしても使い過ぎてしまいます。なので臨時出費で使用できる金額をあらかじめ制限しておくことで衝動買いを抑制できます。

 

 

・ハイブリッド預金口座

 

 SBI証券口座とリンクしている口座です。我が家では現在特に使用していません。

 

 夫婦の投資は現在楽天証券をメインで使用しており、SBI証券はまだ活用できていません。後々夫婦の投資金額を増額する場合SBI証券でも投資をしたいと考えているので、その際には毎月自動入金を設定するかもしれません。

 

 

 

1−2 毎月の残業代を夫婦共通口座に振替

 

 残業代は全額夫婦共通口座に振り込みます、個人のお小遣いにしてはいけません。

 

 そもそもの話ですが、共働き家庭の場合残業はなるべくしないように心掛けましょう。なぜなら、残業をする分パートナーの家事負担が増えてしまいますので、夫婦喧嘩の要因になってしまうからです。

 

 それに加えて残業代が個人のお小遣いになってしまうと、無駄な残業をしてしまうモチベーションが増えてしまいます。家事をパートナーに押し付けられるし、自分はお小遣いを稼げてしまうから残業をした者勝ちになりますよね。

 

 

 残業を減らせば、その分夫婦が一緒に居られる時間が増えたり、副業・自己投資の時間に充てることもできます。それに比べれば残業代なんて端金です、もっと大切な時間の使い方を見つけていきましょう。

 

 

 

1−3 ボーナスその他臨時収入の振替

 

 ボーナスは全額夫婦共通口座に入金しましょう。

 

 ボーナスは会社の業績によって金額が変動します。これを個人のお小遣いにしてしまうと、相手がいくらお金をもらったかわからなくなってしまい、お金の透明性が損なわれます。

 

 それにボーナスは全額貯金をするのがベストです。ボーナスが入ったから景気付けに何か買おうという発想は良くありません。家計のお金にすることでお互いの無駄遣いを未然に防ぐことができます。

 

 

 

 

 

 

2 現金支払いの精算

 

2−1 原則キャッシュレス決済で支払いを行う

 

・まずはクレジットカードで支払う

 

 家計のお金は原則クレジットカード支払いで行います。クレカ支払いにすることで家計簿アプリと紐づけて管理しやすくなるし、ポイントが付与されてお得になります。

 

 我が家は楽天カードをメインに使用しているため、対応している店によっては楽天payを使用しています。

 

 

 キャッシュレス決済には様々なポイント還元キャンペーンがあり、すべて使いこなすのは難しいです。その時々の高還元率を把握するのがベストではありますが、少なくともクレジットカード払いだけでも継続して行いましょう。

 

 

・クレジットカード払いに対応していなければPaypayを使用

 

 クレジットカード払いに対応していない店でもPaypayだけは対応しているパターンがあります。その場合擬似的にクレジットカード払いをしたように扱うことができます。

 

 我が家はPaypayと楽天カードを紐付けして使っています。還元率を考えるとPaypayカードと紐づけするのが最適ですが、なるべく1つのカードに集約したいのでメインカードの楽天カードに紐づけています。

 

 

 

2−2 個人のお小遣いで立て替えた現金払い分を毎月精算する

 

 上記の二つの方法でも支払いできない店の場合は、個人のお小遣いを使って立替払いをします。

 

 その場合個人の現金が減ることになってしまいますので、毎月家計簿の見直し作業をする際に現金支払額を計算し、夫婦共通口座から個人口座への振替を行います。

 

 住信SBIネット銀行ならば毎月5回までは振込手数料が無料になりますので余計な費用はかかりません。

 

 

 

終わりに

 

 全3回にわたって家計管理について詳しく説明させていただきました。夫婦円満の秘訣は適切なお金の管理に深く関わっていると私は考えております。ぜひみなさんのご家庭でもこれらの記事を参考に二人で話し合いながら進めていただければ幸いです。

 

 また次回以降も20代夫婦に役立つ記事を書いていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします!

 

共働き夫婦の家計予算負担割合について

 こんにちは、ジブです。

 

 共働き夫婦はどちらもお金を稼いでいるがゆえに、それぞれの給料からいくらを生活費に充てるべきなのか迷ってしまいますよね。配分を間違えてしまっては夫婦喧嘩に発展してしまいます。そんなつまらないことで仲違いにならないよう、我が家の実践法を交えて効果的な方法を紹介していきたいと思います。

 

 前回の記事では毎月の予算項目の設定方法について説明していきました。

 

 今回は具体的に夫と妻がいくら負担すべきなのか、負担額設定時の注意点について詳しく説明します。

 

前回の記事はこちら↓

sabumi-hukugyo.hatenablog.com

 

 

 

 

共働き夫婦それぞれの毎月負担金額はいくらにすれば良いか?

 

1 家計予算の支出科目・予算金額の具体例

 

 我が家では下記表の通り支出科目・予算金額の設定をしています。

 

 

  月々の予算
(単位:万)
カテゴリー説明
食費 3.5 食料品、カフェ(外食費、ただし旅行に関するものは「大型出費)
日用雑貨 2 消耗品、その他主要なカテゴリーに属さないもの
交通   ※基本的にこのカテゴリーは使用しない
(将来的に定期券購入が発生したら予算枠を作成する)
交際費   プレゼント代、ご祝儀・香典、飲み会(個人的なものは自腹で)
エンタメ 2 レジャー(遊び関連(日帰り)、それに付随する電車賃・高速代・駐車場代
を含む。ただし旅行に関するものは「大型出費」)、
イベント(クリスマスケーキ、記念日ディナー代等)、書籍・DVD
教育・教養   教育費、新聞、参考書、受験料等(主に子供に関する費用、親自身の場合
個人的なものは自腹で)
美容・衣服 2 洋服・小物・バック・靴(個人的・仕事で使うもの両方を含む)、
美容院代(カット・パーマ・カラー)、コスメ、コンタクト代
医療・保険 1 病院代、薬代
通信 1.3 スマホ料金、インターネット回線料金、NHK料金、サブスク関係
水道・光熱 1 水道、電気、ガス代
住まい 4.4 家賃 71,400円(賃料:63,000、共益費:4,000、駐車料:4,400)、
家賃補助 28,000円 あり
クルマ 1.3 ガソリン代、自動車税、タイヤ交換代、車検費用、ETC年会費、任意保険
税金   ふるさと納税負担金額(2,000円部分を家計から補填)、
住民票・戸籍謄本等の発行手数料、その他税金に関するもの
大型出費 2 旅行費用(旅先で使用した食費・レジャー・宿泊費・移動費用)、
家具・家電、その他大型出費に該当するもの
その他   ※基本的にこのカテゴリーは使用しない
貯金 3 現金貯金
合計 23.5  

 

 

※投資資金はボーナスから捻出(毎月の家計予算とは別に設定)

投資 6.7 夫婦2人分の積立NISA資金(33,333円/月を2名×12ヶ月分)。
ideco(12,000円/月)やその他の個人的投資は夫の個人負担。

 

 

 

 

 我が家は家計簿アプリZaim(家計簿アプリ Zaim:簡単・無料でできるお金の管理

)の無料会員が設定できる支出項目をベースにして予算を設定しました。

 

 

 初めて予算金額を設定する時は何を基準にしていいかわからないと思います。私たちが同棲して間もない時には「20代夫婦 家計予算」などと検索し、いくつかのサイトを参考にして仮の金額を設定しました。

 

 どのみち今後定期的に予算の見直しを行っていく必要があります。最初は私たちの金額を丸パクリしても構わないので、まずは仮の予算を作りましょう。

 

 

 

お互いの手取り給料金額によって負担割合を調整する

 

 家計予算を作成し毎月支出する金額が確定したら、夫婦それぞれの個人口座からいくらを家計予算として徴収していくか決めていきましょう。

 

 

 我が家の負担割合は「夫:妻=5.5:4.5」にしました。上記23.5万円が毎月支出する金額なので、夫が約13万円・妻が約10.5万円を毎月負担します。

 それぞれの個人口座から夫婦共通口座へ毎月自動振替しています。そして、その残額が自分のお小遣いとなります。

 

 

 この負担割合はそれぞれの手取り給与額・お互いの毎月使いたい金額などを考慮して決めました。完全に平等な金額にすると不公平さが生じます。夫婦でよく話し合った上で金額を決定しましょう。

 

 

 

お小遣いの金額はそれぞれの事情を最大限考慮して決めよう

 

 お小遣いは、それぞれの手取り給与から毎月負担額を差し引いた残額です。

 

 我が家の場合、

 

  夫:手取り約18万円(家賃補助28,000円除く)

  妻:手取り約17万円

 

 のため、毎月のお小遣いは下記の通りです。

 

  夫:約5万円

  妻:約6.5万円

 

 

 お小遣いの金額に関しても夫婦の金額を完全に揃える必要はないです。それぞれの事情に応じて金額は変えるべきです。

 

 

 我が家の場合、

 

 夫:独身時代の貯金がある程度貯まっていた。趣味はラーメン・ゲーム。

   日常的にお金をあまり使うタイプではない。

 

 妻:独身時代の貯金もあるが、旅行・カフェ巡り・カメラと趣味が多彩。

   友人が多くよく外に出かけるタイプ。お金はある程度必要。

 

 

 妻の趣味・友人との交流は本人の生きがいになっています。お小遣いが少ないことでそれらができなくなってしまうのはかわいそうです。

 また、それによってストレスを溜められたら円滑な家計運営にも影響が出てしまいます。したがって、お小遣いの金額の差は多少目をつぶっても良いと判断しました。

 

 

 そして、お小遣いを設定したら相手が何に使おうと口を挟んではいけません。これは夫婦の仲を保つ上でとても重要なことです。

 

 

4 可能な限り全ての支出を家計予算から支払うようにしよう

 

 家計予算を作成する上で気をつけるべきことは、なるべく全ての支出を家計簿アプリで可視化できるようにすることです。

 つまり、個人負担の支出を極力減らし、家計予算から全ての支出を行うよう設定すべきです。

 

 

 洋服・化粧品・小物・美容院のカラー代など、一般的に女性側が多く支払う傾向にある支出についても家計のお金から支出するようにします。これらのお金を妻のお小遣いから負担させるのはあまりオススメしません。

 

 その理由は下記の通りです。

 

  • お小遣いには原則口出しをしないので、毎月の化粧品・衣服代などにどれだけお金を使っているのかわからなくなり、支出の透明性が下がる
  • 化粧品・衣服代を個人で負担させる代わりに、お小遣いをその分増やさなければならなくなる

 

 

 お小遣いは自由に使って良いとはいえ、浪費をして良いということではありません。

 

 将来的にお小遣いが少ないから増額してくれと言われた時に、お小遣いが不足している理由は何なのか?浪費しているのではないか?と疑心暗鬼になってしまいます。

 また両者のお小遣い金額に差がありすぎると関係が悪化してしまう恐れがあります。

 

 

 それを防ぐためにも支出の透明性をなるべく確保すべきです。何にお金を使っているのかが分かれば、二人で浪費していないかどうかの議論をすることができます。お互いが納得したお金の使い方ができているか定期的に見直すことが大切です。

 

 

 お小遣いで支出するお金は「個人旅行、個人の飲み会、個人的な友人へのプレゼント代など明らかに家計と関係のないもの」のみです。

 

 

 ただし人によっては、気を使わず自分のお金で好きなように洋服・化粧品を買いたいという人もいるかと思います。

 その場合は一定金額(例:単価1万円)を超える場合のみ個人のお小遣いで買い、その分家計の負担割合を少し下げるなど柔軟に対応しましょう。ただしあくまでも例外的処置です、やり過ぎは禁物です。

 

 

終わりに

 

 今回は毎月の予算負担割合の設定方法について説明していきました。

 

 次の記事では毎月の家計管理・精算作業について詳しく書きたいと思います。本当は今回書こうと思っていましたが、予想以上に長くなってしまいましたので記事を分けさせていただきます...

 

 また次回もよろしくお願いします!

夫婦の家計予算の設定方法について

 こんにちは、ジブです。

 

 結婚してから夫婦二人で住み始めた時にまず困るのが、生活費の負担割合をどうするかだと思います。

 

 今回は毎月支出する項目を精査し、予算項目・金額を設定する方法について考察していきます。

 

 私たちもお互いに何度も話し合い毎月の支出についてそれぞれ予算を設定しました。まだ予算を設定していない夫婦への参考となればと思います。

 

 

 

 

毎月支出する予算項目の設定をしよう

 

 

まず家計簿アプリを検討しよう

 

 予算を作成する前にまずどの家計簿アプリを使うか検討しましょう。

私たちはZaim(https://zaim.net/)を使っていますが、マネーフォワードやMoneytreeでも構いません。

 

 ちなみにここからの話は、キャッシュレス決済を使用しつつ、夫婦共通口座を開設していることが前提です。キャッシュレス決済と夫婦共通口座の重要性についてはこちらの記事で書いておりますのでご参照ください。

 

 

sabumi-hukugyo.hatenablog.com

 

 

 

家計簿アプリの予算項目に沿って予算項目を設定しよう

 

 家計簿アプリを決めたら、家計簿アプリで標準設定されている予算項目に沿って自分達の予算を決めていきましょう。

 

 

 自分たちは最初家計簿アプリを決める前に適当に予算項目を設定しました。しかし、運用していくうちにZaimの予算項目と合わず使いづらかったので、予算項目を最初から作り直しました。

 

 家計簿アプリによっては予算項目の編集は有料でないとできない場合があります。であれば最初から無料で使える予算項目に合わせて作成した方が良いです。家計簿アプリは無料版で十分使えますので、無駄な課金をする必要はありません。

 

 

 

予算金額を決定しよう

 

 予算項目の設定まで完了したら、それぞれの項目ごとに予算金額を設定しましょう。

 

 

生活必需費用の予算(定期予算)を決める

 

  •  家賃・スマホ代など毎月の金額がほぼ固定されているもの
  •  食費・ガソリン代・光熱水費等は1年間の平均金額を求める
  •  車検代、自動車税など定期的に支払うものは月額負担額を計算する

 

 まず最初に決めるのは毎月支払う金額がほぼ変動しない費用からです。これらの金額はできる限り具体的・網羅的に費用を洗い出していきましょう。ここで余った予算から不定期の予算(娯楽費・大型出費)を決めていきます。

 

 

娯楽費・大型出費予算(不定期予算)を決める

 

 生活必需費用の設定が終わったら、余った予算で娯楽費・大型出費予算を決めます。

 なおこれらの予算は毎月必ず使っていい予算というわけではありません。娯楽費はできる限り使わず、毎月の超過金額の補填予算と兼用していると考えましょう。

 

 また大型出費予算は家具家電・旅行費用予算として専用口座に毎月振替をします。大型出費をする時は原則この口座内に貯まっている金額の範囲内でできるもののみ行いましょう。

 

 住信SBIネット銀行の目的別口座機能を使えば、1つの名義につき10個まで口座を作成できます。予算管理をする際に非常に便利なのでぜひ開設することをオススメします!

 

 

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現金貯金額を決める

 

 大型出費予算まで決まったら、最後に現金貯金額を決めます。

 

できる限り毎月の余剰資金から貯金ができるような予算設定にしましょう。現金貯金をボーナスだけに頼るような予算設定になっている場合、毎月の支出金額が過大になっている可能性があります。どこか節約できるところがないか見直してみましょう。

 

 

 

投資金額を決める

 

 最後に投資金額を決めます。毎月の余剰資金から出資できるのが理想ですが、それが難しい場合はボーナス見込み額から先取りして投資資金に充てます。

 

 我が家ではつみたてNISA・iDeCo・特定口座で投資信託の毎月積立投資を行っています。普通銀行預金口座に預けていてもお金は増えないので投資することをオススメしています。夫婦の投資についてはまた別の記事で詳しく書きたいと思います。

 

 

終わりに

 

 今回は毎月の予算項目の設定方法について説明していきました。次の記事では具体的に夫と妻がいくら負担すべきなのか、負担額設定時の注意点、毎月の精算作業について詳しく書きたいと思います。また次回もよろしくお願いします!